埼玉県障害者歯科相談医制度
（高齢者含む）について

埼玉県では、障害者歯科治療体制の充実を図るため、障害のある方々（寝たきりの高齢者も含む）がより身近な地域で歯科治療が受けられるよう、平成８年度から「埼玉県障害者歯科相談医」の養成を行っています。この「障害者歯科相談医」は県が（社）埼玉県歯科医師会に委託し、県内の歯科医師に対し実技を中心に研修を行い、その修了者を県が指定したものです。

障害者歯科相談医の役割

「障害者歯科相談医」は、現在、県内に5か所ある県立障害者歯科専門診療所並びに埼玉県歯科医師会が運営している口腔保健センターと連携し、次にあげる役割を担うものです。

埼玉県知事発行の障害者歯科相談医指定書（第376号）

当医院はバリアフリーな歯科医院を目指して開院しました。それは足腰の弱った高齢者の方や杖を利用しないと歩行できない方、あるいは車いすを利用した介護の必要な方が何の不自由もなくご利用いただけるようにとの思いからです。その結果現在では健常者の方ばかりでなく高齢者や障害者の方にも幅広くご利用いただいております。

埼玉県障害者歯科相談医は私の掲げます理念からしますともっと早く研修を受講し指定を受けたかったのですが、まるまる1日の講習を5日間受講しなければならず、今まではいずれかの日が所要と重なったりして実現できないままできてしまいました。2009年度は何とか日程がクリアーしましたので、5日間頑張って受講し、晴れて障害者歯科相談医の指定を受けることができました。これを機に社会的弱者の方々の歯科治療に一層取り組んでいきたいと考えております。