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穏やかで静かな眠りのために、スリープスプリントをおすすめしています。

睡眠時無呼吸症候群の定義

皆さんは、睡眠時無呼吸症候群という病気をご存知でしょうか?文字どおり、睡眠時に断続的に無呼吸を繰り返し、その結果、日中の眠気などの種々の症状を呈する疾患です。診断基準として、7時間の睡眠中に無呼吸(10秒以上続く気流停止)が30回以上、または睡眠1時間あたりの無呼吸数が5回以上の場合を睡眠時無呼吸症候群と定義しています。

〜皆さん、想像してみて下さい。
 一晩の寝ている間に5分間(10秒が30回)呼吸が止まっている世界を。〜

日本における睡眠時無呼吸症候群の推定有病者率は、中高年層の4〜6割に及ぶと言われており、社会的問題の大きさがわかると思います。この病気の原因として、主に次のようなことがあげられます。

睡眠時無呼吸症候群の原因

(1)肥満

睡眠時無呼吸症候群の患者様の約七割は肥満傾向にあり、肥満でない方と比較すると約3倍の発生率があると報告されています。

(2)いびき

睡眠時無呼吸症候群の患者様は、いびきを習慣的にかかれる方が多く、いわばいびきが重症化したと考えても良いと思います。

皆さんの身の周りで、寝ている間に大きないびきをかいていたと思うと,突然ぱっと静まり返るような睡眠をされている方を目にされたことはございませんか?この状態が睡眠時無呼吸症候群の正体です。

簡単に説明しますと、風船を大きく膨らませ、端っこを指でつまみます。このつまんだ場所をいびきを発生させる上気道(呼吸の通り道)とします。今膨らんだ風船からいきおいよく空気を出している状態が、呼吸できている気道です。

そこから、空気を洩らすまいと少し出口を閉じていきますと、ブルッ・ブルッと振 動しながらある共鳴音がします。この状態がいびきを発している気道です。さらに、空気を逃すまいと完全につまみますと、空気の流れが遮断されます。すなわち、この状態が無呼吸の状態といえます。

「口腔内装具(スリープスプリント)」のご提供

口腔内装具(スリープスプリント)写真

これらいびきや無呼吸の状態を改善するために、簡便な口腔内装具を夜間装着することで改善される場合があります。当医院では、いびき症の患者様そして軽度の睡眠時無呼吸症候群の患者様に対しまして、口腔内装具(スリープスプリント)を提供することができます。周囲の方にいびきをかいているとか、呼吸が止まっていると言われたことがある方は是非一度いわもと歯科医院ご相談下さい。