2010グリーンリボン
ランニングフェスティバルで
国立競技場を走行している岩本院長
（2010年10月24日）

2002年、たった一言で僕を禁煙の世界へと導いてくれた春日部高校時代の友人が、 今度は「お金をかけずに健康になろう。」と誘ってきた。2008年の師走のことでした。

はじめは丁重に断ったのですが、彼の執拗な勧誘に根負けした私はとうとうマラソンに出場して走ることになりました。近年走った記憶などほとんどないのに。

はじめは駅までの500ｍすら走れず日頃の運動不足を恨んだものでしたが、子供たちが一緒に練習してくれ1km・2kmとなんとか距離を延ばせるようになりましたが、 とても初マラソンの5kmにチャレンジできるようなトレーニングはほとんど積めませんでした。

迎える2009年1月18日（日）第34回松伏町新春ロードレース大会に初めて出場しました。暗雲が垂れこめ、今にも雨か雪が降りだしそうな寒い冬の日曜日でした。

緊張した面持ちで勢い良く飛び出したものの、後から後から面白いように女性ランナーや高齢者のランナーに追い抜かれ、2km位ではもう息が切れてしまいました。 つぎの3kmはまだか？4kmは遠く感じられ、5kmには永遠にたどり着けないような思いにかられ、ゴールの記念公園は遠くにかすんで見えました。

決して５km走るということをあまく見ていたわけではなく、ただただ５kmという距離の長さをあらためて思い知らされたレースでした。 それでも何とか必死にゴールにたどり着くことができ、走り終えた後の達成感は格別なものがありました。本当に疲れた初レースでした。

その後2009年は、日高かわせみ・行田市鉄剣・日光杉並木・市川リバーサイド・川口マラソンと6レースにエントリーし全て完走することができました。 その理由は、はじめはたった２人だけだったのが3人増えて5人の仲間でチャレンジできるようになったからです。

レースはたいがい午前中に終わりますので、お昼以降は高校の同級生や後輩とで結成した走友会の仲間とレースの反省会と称しての宴会が待ってます。 日曜日の昼過ぎから飲むビールはまたこの上なく美味いこと。この乾いた喉を潤すにはビールが一番。これがやめられなくて、朝早く起きて走りに行っているようなものです。 家族からは「どうせ帰りは遅いんでしょ。」とまで言われている始末です。

もうひとつの楽しみは、いろいろな開催場所を訪ねて、その土地の風景を見て名産物などを知ることができることです。 車に分乗して行くこともあれば、始発の電車に待ち合わせていくこともあり、遠い昔の遠足を思いださせてくれ、本当に楽しい旅になります。